聖書黙想“3分の奇跡” 2020年11月6日金曜日

🕯2020年11月06日「3分の奇跡」
(1日3分の御言葉黙想を通してあなたの人生に奇跡を体験してください!)

タイトル: 神様の願い

 

[マタイ5:16]

このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。


🍀病気と闘いながら死を前にしたある父の話です。

 

父の井村勝清は、30代前半に回復不可能ながんにかかり、死を待っていました。
途方もない苦痛に苦しみながらも、彼は自分の経験と考えを整理して、他の人々に残したがっていました。

 

「私は今生きています。しかし、私の肺から広がる腫瘍が大きすぎて、これからどれくらい生きられるかわかりません。
痛みが全身を振っています。これから襲ってくる苦痛がもっと怖く感じられます。もしかすると、その苦しみで自殺で私の人生を終わらせたいと思うかも知れません。
しかし、今の私は自殺するつもりはありません。まだ病気で終わることができないからです。
まだやるべきことが残っています。それを残して自殺することはできません。生きられる限り生きて、歩ける限り歩かなければなりません。
人生は苦痛に苦しみながらも、自分を削り、何かを作っていく芸術です。」

 

井村は妻の体の中にいる赤ちゃんのために何かしたかったのです。

 

あの赤ちゃんが生まれる前に死ぬだろうから、彼はお父さんがいたことを手紙で知らせたかったんです。
彼はまだ生まれていない娘に、父の切実な願いをこめてこう手紙を書きました。

 

「立派な人は周りの人を幸せにしてあげる人なんだよ。その人は暗い家の中に灯りをつける人のようなんだ。周りの人を幸せにしてあげる人は、この世の闇と息苦しさと不幸を追い出し、世界を幸せにすることができるんだよ。
だからお前は心優しくて他人の事情を察してあげる人情あふれる子供に成長してほしい。
これが君が幸せになることで、これが君のための神様の願いなんだよ。」

 

生まれてくる赤ちゃんに残した彼の最後の願いは彼の最後の祈りでしたが、子供が生まれてその手紙を読んだらどれだけ幸せで、灯りのような生活を送るでしょうか。

 

肉の父はそばにいないからといって、適当に生きたり、無意味な人生を送ったりはしないでしょう。父の最後の願いどおり世の中を幸せにする人生を生きているはずです。

 

本当の幸せとは、私一人がちゃんと食べて豊かに暮らすことではなく、人々に神様の幸せを伝えることで闇を追い払い、私たちも幸せな人に囲まれて生きることです。

 

皆さんは子供たちにどんな言葉を残して行きますか。

 

[コロサイ1:9~12]

こういうわけで、私たちはそのことを聞いた日から、絶えずあなたがたのために祈り求めています。どうか、あなたがたがあらゆる霊的な知恵と理解力によって、神のみこころに関する真の知識に満たされますように。また、主にかなった歩みをして、あらゆる点で主に喜ばれ、あらゆる善行のうちに実を結び、神を知る知識を増し加えられますように。また、神の栄光ある権能に従い、あらゆる力を持って強くされて、忍耐と寛容を尽くし、また、光の中にある、聖徒の相続分にあずかる資格を私たちに与えてくださった父なる神に、喜びをもって感謝をささげることができますように。


使徒パウロは、死を控えた監獄で我々がどのように祈るべきか、その方向性を教えてくれました。
使徒パウロが教えてくれた祈りの4つの方向は以下の通りです。

 

まず、良い実を結ぶように祈らなければなりません。
ここで'善行'と翻訳された言葉は、神様の御心が分かる聖徒の人生にあらわれる人生の全体的な特徴を指します。


[第二コリント9:8]

神は、あなたがたを、常にすべてのことに満ち足りて、すべての良いわざにあふれる者とするために、あらゆる恵みをあふれるばかり与えることのできる方です。


聖徒は神様が願う美しい実のような適当な結果物がなければなりません。福音伝道は聖徒たちの善良な事を通して拡張されるからです。

第二に、神様を知る知識に増し加えられますように祈らなければなりません。

 

[エペソ4:13]

ついに、私たちがみな、信仰の一致と神の御子に関する知識の一致とに達し、完全なおとなになって、キリストの満ち満ちた身たけにまで達するためです。


神様を知ること、イエス様に似ることが聖徒の最優先課題です。真理が何なのか知って学び、実践していると、神様が与えるビジョンと能力を受けるようになります。

 

私たちは大人の子供のように体だけ大きくて霊的には子供に過ぎないアンバランスな信仰になってはいけません。霊的にも成長してイエス様に少しずつ似ていく人生を生きなければなりません。

 

第三に、神様の栄光のために生きるように祈らなければなりません。

 

[第一コリント10:31]

こういうわけで、あなたがたは、食べるにも、飲むにも、何をするにも、ただ神の栄光を現すためにしなさい。


[ピリピ4:20]

どうか、私たちの父なる神に御栄えがとこしえにありますように。アーメン。


神様に栄光をささげる人生は神様の御言葉通り生きる人生です。私たちは信仰で神様を頼り、御言葉に従順に生きなければなりません。

終りに, 神様にいつもすべてに感謝するお祈りをしなければなりません。


[コロサイ1:12]
また、光の中にある、聖徒の相続分にあずかる資格を私たちに与えてくださった父なる神に、喜びをもって感謝をささげることができますように。


神様に対する感謝の理由はまさに神様が聖徒たちに相続にあずからせてくださったからです。これは聖徒に与える報いを意味します。

 

私たちみんな神様を知ることに最善をつくして善行の実で神様に栄光を捧げながらすべてに感謝する私たちになることを祈ります。


♰私の人生の主である父なる神様、いつも神様に栄光を捧げる子供になるように導いてください。

神様を主とし、管理人として神様をよりよく理解し、私の言葉と行動が神様に似ることで善行な実が結ばれ、神様が喜ぶ人生と神様に栄光をささげる人生を送られますように。

日常生活の中で小さなことにも感謝し、謙遜に神様の御言葉に従順で善良な事を行い神様に栄光を捧げる太陽のように輝く人生となりますように。

 

イエス様の御名でお祈りします。アーメン。