聖書黙想“3分の奇跡” 2020年5月7日木曜日

🌹2020年5月07日"3分の奇跡"
(一日3分間の御言葉黙想を通してあなたの人生に奇跡を体験してください!)

 

タイトル:主の中での老後対策

 

[箴言4:1~4]
子どもらよ。父の訓戒に聞き従い、悟りを得るように心がけよ。私は良い教訓をあなたがたに授けるからだ。私のおしえを捨ててはならない。私が、私の父には、子であり、私の母にとっては、おとなしいひとり子であったとき、父は私を教えて言った。「私のことばを心に留め、私の命令を守って、生きよ。

 

🖤一生頑張って働き、お金をたくさん貯めて、それを一人息子のために全部使ってしまったあるおじいさんの話しです。

 

彼の老後はあまりにもみすぼらしいものでした。

"わずかの年金で生活のやりくりをしていたおじいさんは、友達にもあまり会うこともできず、外出もできませんでした。

 

ある時、ずいぶん前に海外へ移民した友達がしばらくぶりに帰国してきたということで、おじいさんは彼を懐かしみ、思い出話などをしながら過ごせたらと考えていましたが、財布の中には友と時間を過ごすために必要なお金がありませんでした。

 

そこでおじいさんは息子に対して、申し訳ない心、また恥ずかしさでいっぱいでありましたがこうお願いをしてみました。

"息子よ。10万ウォン貸してくれるかい?"

 

息子はため息をついて言いました。

"お父さん、孫が来年になったら学校に入ります。 子供の学費のためのお金もいつも足りないことをご存知ではないですか。"

息子は申し訳ないとおもいつつも、仕方がないと自分に言い聞かせて、父の頼みを断って出勤してしまいました。

 

ところがその姿を見るに見かねた嫁が、夫には内緒で小遣いを渡して外出できるようにしました。

 

その日の夜、帰宅した息子は会社で良くないことがあって気分を害していました。

ところが、掃除もされていない汚い家の中で、幼稚園の息子が服も汚したまま居間を歩き回る姿を見てさらにいらいらしました。

 

"ねえ、子供がこんなに汚いのに、まだ洗わずに何をしているの?"

 

妻が静かに言いました。

“息子を大事に育てたところで、どうせ後では自分の子供の面倒を見るために私たち親のことは気にもしてくれないのでしょう?子供は親がしているその通りに見て聞いて学んで育つのですから。だから私ももう子供だけに気をつかったりしないで楽に暮らそうと思って。"

 

夫は朝、自分が父にしたことを思い出し、何も言えませんでした。

夫は頭が上がらず、もう年を取って認知症までかかっている父の部屋のドアを開けました。

 

年老いた父は、朝あったことは忘れていて、息子を抱きしめて、早く部屋に入るように言いました。

 

父は”会社の仕事は大変じゃないか?""季節の変わり目だから風邪に気をつけなければならない。"と子供のように言い聞かせました。

お父さんの限りない愛に息子は、ついつい声を出して泣いてしまいました。🌱

 

[第一テモテ5:8]
もしも親族、ことに自分の家族を顧みない人がいるなら、その人は信仰を捨てているのであって、不信者よりも悪いのです。

 

聖書は、親を敬わないとか、顧みないとかは、信仰を捨てている者、不信者よりも悪い者、深刻な犯罪行為として見られます。

 

目に見える親を敬うこともできないのに、見えない神様を敬うとは言えず、親の権威を認めない者が神様の権威を認ることはできないからです。

 

ドイツのことわざに”1人の父親が10人の息子を育てることはできるが、10人の息子が1人の父親を養うのは難しい。"ということわざがあります。本当に共感できる言葉です。

 

皆さんは皆さんの老後対策をどのように準備していますか?

 

私たちの親世代のようにお子さんを老後対策にしていらっしゃいませんか?

 

子供が偶像になってしまった最近、老後対策をしなかった親は子供に負い目であり、親孝行を強調するのが風潮なってしまった世の中です。

 

"出生率の減少と科学技術の発展は、個人主義と利己心を強化させ、親の世代よりも厳しい時代を生きている今この時代にあって、子どもの世代に親の扶養に対する義務まで強要することはやり過ぎに見えます。

 

一生、老いないかのように勘違いして暮す私たちは、いつかは親のように老いていくし、多くの人々が認知症にかかって先ほど言った言葉も記憶できないまま言ったことを繰り返して、賢明な判断もできず、愚かになるでしょう。

 

私たちは両親に対して、できるだけの親孝行と愛をもって仕え、また子どもたちを愛でしつけることです。決して子どもが偶像になってはいけません。

 

私たちが両親から受けた恵みをすべて返すことはできませんが、年を取っていく両親に愛情をもって親孝行をし、子供たちには、大変な時期にあってもしっかりと生きていけるように神様の知恵を教えること。これこそ私たちの老後対策であり、神様の中で老後を準備するシルバー世代となるべきです。

 

神様は十戒のうち、人に対する最初の戒めとして神様に仕える心で親に順従し、父母を敬いなさいと言われました。

 

[出エジプト20:12]
あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。

[申命記5:16]
あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が命じられたとおりに。それはあなたの齢が長くなるため、また、あなたの神、主が与えようとしておられる地で、しあわせになるためである。

 

聖書は親孝行すれば齢が長くなり、与えられる地で幸せになると言われています。

齢が長くなるとは単に長生きするという意味よりは、神様の祝福がその世代で終わらず、子孫に至るようになるということです。

 

[エペソ6:1~3]
子どもたちよ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことだからです。「あなたの父と母を敬え。」これは第一の戒めであり、約束を伴ったものです。すなわち、「そうしたら、あなたはしあわせになり、地上で長生きする」という約束です。

 

第一の戒めであるとは、神様のくださった戒めの中で最も重要な戒めという意味です。

 

明日は両親の日です。(韓国では5月8日が親の日です。)コロナ19によってあまり顔を見せることのできなかったご両親に、お小遣いや贈り物、そして今まで恥ずかしくて言えなかった感謝の言葉、愛の言葉を伝えましょう。
またもうすでに両親が亡くなられているのならば、親戚とか教会の方々に、または近くで一号一人暮らしをしている多くの方々に愛を伝えられますように祈ります。

 

♣️立派な家庭を与えてくださった父なる神様、親になって初めて親の献身と愛に気付きました。しかし日々無我夢中で世の中を生きていく中で、両親に対する感謝と愛を伝えることができなかった私を悔い改めます。

 

親に仕えることが、すなわち親を与えてくださった神様に仕えることであることを悟り、親に仕え、親の心を察する私として下さい。

 

両親が心から願う親孝行をすることで、神様と両親を喜ばせる人生を生かしてください。

 

両親からもらったその愛で、自分の子供を育てることができるように。しかし同時に子供が偶像にならないようにし、子どもたちとよく疎通し、理解して彼らの考えを無視せず、権威を主張しないように、自分の言葉と幸せと信仰生活が子供たちの模範になる立派な親になりますように。

 

イエス様の名前でお祈り捧げます。 アーメン。

 

こちらは韓国で配信されている3分の奇跡を日本語に翻訳したものです。

韓国語のサイトはこちらから

https://band.us/n/a5ae284f0d8aV