聖書黙想“3分の奇跡” 2020年5月9日土曜日

🌱2020年5月09日"3分の奇跡"
(一日3分間の御言葉黙想を通してあなたの人生に奇跡を体験してください!)

 

毎週土曜日は以前配信したものからの再送となります。

 

5/8/14 歪んだ父の顔

 

[エペソ6:1~3]
子どもたちよ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことだからです。「あなたの父と母を敬え。」これは第一の戒めであり、約束を伴ったものです。すなわち、「そうしたら、あなたはしあわせになり、地上で長生きする」という約束です。

 

[箴言1:8]
わが子よ。あなたの父の訓戒に聞き従え。あなたの母の教えを捨ててはならない。

 

🖤一生を歪んだ顔で隠れて暮らしてきた父親がいました。

彼には息子と娘がいましたが、ひどい火傷を負い、子供の面倒を見ることもできなくなり、仕方なく孤児院に子供達をゆだね、自分は田舎の一軒家で暮らしました。

 

一方、父親が自分たちを捨てたと思った子供たちは、父を恨みながら育ちました。

 

ある日、父親だと現れた人はやけどをして顔が醜く歪んでいて、指はおかしく曲がり、ある指はなかったりという状態でした。

 

“あの人が私たちを産んでくれたお父さんなの?"

子供たちはショックを受けて、かえって孤児だと思っていたほうが良かったのではと思い、父にそっぽを向いてしまいました。

 

時間が流れ、子供たちは成長して結婚し、家庭を築いていましたが、父は依然として人前に姿を現さず、一人で一軒家で寂しく暮らしていました。


数年後、子供たちはお父さんが亡くなったという消息を聞きました。 “これまで往来がなく、父親を認めずに暮らしてきた子どもたちだったので、父親の死の知らせを聞いても、特に悲しむことはありませんでした。

 

しかし、自分たちを産んでくれた父の死までそっぽを向くわけにはいかず、田舎の一軒家に行きました。 一軒家では父の冷たい死体だけが待ち受けていました。

 

村のお年寄りが弔問に来て”お父さんはいつもくせのようにこう言っていたよ。火葬は嫌だと、ただ裏山に埋めてくれ”と。

 

とくに父に対する思いも持っていないので、それなのにその後、お盆の時に繰り返して尋ねてこなければならない面倒のことを考えると、火葬にした方がいいと考えました。

 

父を火葬して帰った子供たちは父の荷物を整理し燃やしました。 普段覆っていた布団や衣類をはじめ、父の痕跡が滲んでいるものをすべて引っ張って火をつけました。


最後に書物を引っぱり出して火の中へ入れた時、”備忘録"と書かれた色あせた父の日記を見つけました。

 

炎が日記に燃え盛る瞬間、何だか変に思えて、すぐ出して、火を消しました。

 

そうしてその日記を一枚一枚めくりながら読み始めました。

 

息子は日記を読んで、つい涙をこぼして号泣しました。日記帳には、お父さんの酷い顔を持つようになったことについて書いてありました。

 

父の顔をそうさせたのは、自分たちでした。

“私たちの火遊びのせいで…"

 

日記帳は死んだ妻と子供たちに当てた手紙で終わってました。

 

"あなた、私があなたをあなたと呼ぶ資格があるやつなのかさえ分からない。 あの日、あなたをおんぶして出て来られなかった私を許してほしい。泣き叫ぶ子供たちの泣き声を後にして、あなただけを背負って出ることができなかった。
あなたは天国で元気だろう? 父親として子供たちにやってあげれたことは何もないが、子どもたちはすくすく育って立派に家庭を築きました。私があなたのそばに行けば、全部話してあげるよ。もうこの世のお縁は尽きたようだ。あなたのそばへ行ったらあまり私を責めないでください。

 

そして、

“会いたい私の息子と娘に、

 

一生、君たちに父親の役割を果たすことができなかったという重荷とともに天に帰るよ。ひとつ私からのお願いがある。
ぼくが死んだら絶対に火葬はしないでくれ。今に至るまで毎晩燃える悪夢にさいなまれ、30年間暮らしたよ。だからなにとぞ頼む。

 

子供たちは後悔しながら号泣しましたが、お父さんはもう火葬されて煙で消えた後でした。🖤

 

この文は”世界で一番美しい顔"というタイトルで発表され、子供のために犠牲と献身で一生を生きてきた父親の愛を感じさせる文です。

 

聖書は主の中で親孝行しろと言います。主に仕える心で親に順従し、父母を敬えと言いました。従順は行動で敬う心構えです。親を尊敬し、従順であることが親孝行です。孝は神様を喜ばせ、子孫に貴重な遺産を残します。

 

神様は10戒のうち、人に対する初めての戒めとして父母を敬うように語ります。親への孝は家庭と社会を立て、国を建てる基礎となります。

 

親孝行をする時、家庭が美しくなり、子どもたちも正しく育つようになり、それが家庭と社会をしっかりと立て直す土台になるのです。

 

私たちみんな今まで恥ずかしくて言えなかった言葉、実家の父母と夫の実家の両親に「愛しています」、「大事な息子さんと娘さんのお陰で幸せに暮らせるようにしてくださってありがとうございます」と。暖かい一言、電話やメールを送る1日となりますように。

 

♣️愛の父なる神様、父母に仕えることが、すなわち父母をくださった神様に仕えることであることを悟り、親に仕え、親の心を察してあげれる私になりますように。

 

“両親が心から願う親孝行をすることで、神様と両親を喜ばせる人生を活かして下さい。

 

“両親からもらったその愛で、自分の子どもを育てさせ、子どもをよく理解し、彼らの考えを遮ったり叱ったりせず、自分の満足や権威を築こうとしないようにし、自分の言葉と幸せと信仰生活が模範になる立派な親になるように”。

 

イエス様の御名によってお祈り捧げます。 アーメン。

 

こちらは韓国で配信されている3分の奇跡を日本語に翻訳したものです。

韓国語のサイトはこちらから

https://band.us/n/a5ae284f0d8aV